《コースタイム》
◇17日(土) コンパス8:30⇒見ノ越12:30(昼食~13:15)⇒西島14:05(~14:15)
⇒剣山頂上ヒュッテ14:45(荷物を部屋へ)15:00⇒一ノ森15:25⇒剣山頂上ヒュッテ16:05(宿泊)
◇18日(日) 剣山頂上ヒュッテ5:45⇒剣山5:50⇒次郎笈6:45⇒丸石7:55⇒丸石避難小屋
⇒高ノ瀬9:20(~9:40)⇒石立山分岐⇒1,732mピーク⇒白髪山避難小屋11:30(昼食休憩~12:15)
⇒韮生越⇒カヤハゲ13:00(東熊山)⇒三嶺14:05(~14:30)⇒ダケモミの丘・分岐15:20(休憩~15:30)
⇒平尾谷登山口16:10⇒名頃⇒見ノ越方面より途中温泉入浴し帰路につく⇒コンパス21:30
《メ モ》
=紅葉の剣山、三嶺縦走=
参加者13人 (同行 俳人 山頭火)
1 11月17日 剣山へGO.GO
08:30 定刻マイクロ2台でコンパススタート。
石鎚SA、貞光のコンビニで行動食など買い物、ついでにシッコウ猶予も。
「いま写します 紅葉が 散ります」(山頭火)
紅葉真っ盛りの貞光川渓谷、名物七曲りのヘアピンカーブを通過、
剣山リフト駐車場へ12:20到着。
昼食は名物祖谷そばで。車1台を名頃へ回送。
(1)剣山頂上ヒュッテへ

13:10神社横の登山口スタート。
リフトを横目で見ながら大縦走に一歩踏み出す。

14:00快晴の西島頂上駅到着。
見える見える次郎笈、三嶺、丸笹山、塔ノ丸、、、。
「ほととぎす あすはあの山こえて行かう」(山頭火)
小憩の後剣山頂上ヒュッテに。
お下りさんの中にはミニスカートにブーツやスニーカーのお散歩姿も、
お山を甘くなめるなよ、、、と言いたい。
(2)一ノ森へ足慣らし

14:42 希望者8人17時の夕食までに「一ノ森へ」足慣らしに出発。
SLがトップ「飛ぶが如く」引っ張る。
往復60分でヒュッテ帰還。
好天で多数の登山者と声を交わす。
「よいお天気の 言葉かけあってゆく」(山頭火)
(3)夕食、二次会
17:00 泊り客多数で早いほうの時間確保。
夕食に先立ちヒュッテ主人のご挨拶
「ここを中心に呉から御坊までうちの庭先、、、、よう見て行って」
とはちと話が大きい。
さらに「天涯の花」の「珠子」がここに住んでいたという。
夕食は地産品ご自慢のメニューで美味しかった。
20:00まで「かっこう」の大部屋で二次会。
焼酎、アテ持ち寄り「すだち酎」に人気あり(空き瓶は重かった)。
ベテランメンバーの話は尽きない。
21:00消灯。隣の部屋から壁越しに鼾が聞こえる。
「ひめこまつ」からは聞こえなかったと付記。
風強し、温度下がり窓枠凍結。
2 11月18日 三嶺縦走スタート
(1)縦走準備
04:00起床、身支度。
若手は早起きが苦手か、眠い目をこすりながら起きて身支度。
05:00朝食暖かいご飯、味噌汁腹一杯ありがたい。。
(2)次郎岌登頂を目指して
05:45次郎笈へ向かう。
外気温-3℃、強風、晴天に星2,3輝く、
一ノ森稜線がうっすらと見える。

防寒対策を十分に、ヒュッテの皆さんに送られ
暗闇の登山道に出る。

ヘッドライトに照らし出された木道が白く浮かび
スリップしそう。

剣山(1,955m)山頂で記念撮影。
薄くらい急坂を一歩一歩下る。
三嶺に分かれる標識から、本日最初の急登30分。

06:45次郎笈(1,929m)登頂。

ようやく日の出、
周囲の展望が利くようになった。
風遮るものなし。気温0℃。
「行く手けふも高い山が重ってゐる」(山頭火)
(3)丸石避難小屋、高ノ瀬(1,740m)

次郎笈早々スタート、急坂を下る。
「すべってころんで山がひっそり」(山頭火)
転ばないよう足元に注意。

目立つ山の名を聞きながら、
アップダウンを繰り返し
丸石避難小屋を通過。

鹿の鳴き声が聞こえた。
最近保護されすぎて個体がふえ、花木に被害が出ていると聞く。
そう言えば「キレンゲショウマ」自生地は防鹿柵で囲まれていた。
登山道脇にも木の皮を鹿に食い荒らされたと思われるところが
散見された。

途中行動食をとるため小憩。
小雪が降り出す。山の天気は分からない。
重たくても万全の装備をしておくこと痛感。
(4)白髪避難小屋、昼食

11:20白髪避難小屋に到着、昼食を摂る。
弁当は大分変形しているが中身はボリュームがある。
暖かいコーヒーもサービスしてもらいありがたい。
先着3人様愛想良く挨拶はしてくれたが、スニーカーで軽装で
出て行った。大丈夫かな。
(5)いざ三嶺へ
12:00小屋の脇に立つ標識に「三嶺まで5キロ」と出ている。
小雪はやや多くなり、ザックカバーをかける者も。
いざ三嶺へ。

一つ山を登り

頂上から展望する。
次々と山が連なり行く手を阻み、

容易に寄せ付けてくれない。
「このみちをたどるほかない草のふかくも」(山頭火)
振り返ると剣山から韮生越まで延々と尾根が続いている。
ようここまで来たもんだ。
あと2キロだ。
ここまで来たのにギブアップして引き返せるか。

皆最後の力を振り絞り鎖場に挑戦する。

天が苦労に報いてくれたか2つ幸運恵まれた。。
一つ、空が晴れてきた。
二つ、樹氷が見えた。
(6)三嶺(1,893m)頂上に立つ

14:05三嶺頂上に立つ。
万歳だ。
四国の屋根三嶺頂上から360度見晴らしが素晴らしい。

あえぎあえぎ汗を流して登頂したものにしか分からない感激。

アレが剣、次郎笈、白髪山と四方の知っている山の名を並べて言ってみる。

順光に照らされた樹氷が筆舌に尽くせないほど綺麗だ。
皆でシャッターを切る。
この時ばかりは、風も気温も気にかからない。不思議だ。
(7)三嶺下山

車回送の2人は先発下山。

ダケモミの丘を下り、紅葉の平尾谷登山口へ。
またまたSLがトップ「飛ぶが如く」引っ張る。

16:10無事全員下山。
16:40回送待機していた車に乗車。
途中温泉に入り疲れを癒し一路松山へ。
「山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く
春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし」 (山頭火)