《コースタイム》
コンパス5:00⇒しまなみ海道⇒中国道・吉和IC⇒寂地峡駐車場9:30⇒五竜ノ滝⇒木馬トンネル9:55
⇒タイコ谷出合11:10⇒ミノコシ峠11:55(昼食休憩~12:30)⇒寂地山13:45⇒林道終点・寂地山登山口15:25
⇒犬戻遊歩道入口⇒寂地峡駐車場16:40⇒中国道・吉和IC⇒しまなみ海道⇒コンパス
《メ モ》
日本の名水・名瀑百選に選ばれている寂地峡。
ここは春・カタクリの花で有名な場所(らしい…はじめて知ったわたし(^^ゞ)
松山からはるばる海を渡り、山口県岩国市への日帰り山旅。

平日の登山口に車は数台。
静かな登山口。

出発前にまずはお決まりの記念写真をパチリ!!

五竜の滝を通るBコースへ向けて歩き始めたわたしたち…
でもなんだかあまりにも林道歩きが長すぎる???
ありゃりゃ、すっかり行きすぎたみたい(^_^;)

後戻りしてやっと正規のBコース入口へ。
まっ、たまには間違いもあるよねぇ~(^^ゞ

木馬(きうま)トンネルまで次々現れる五竜の滝を楽しみながら上る
このコース。
さすがきれいによく整備されている。

竜尾の滝に始まり、登竜の滝や

白竜の滝、そして竜門の滝。

竜頭の滝と5つの竜の名前を持つ滝が連続する様は
雪解け水も手伝ってか水量が多くなかなかの迫力。

手摺のある石段の道を上り詰めると

木馬トンネル入り口到着。
木馬トンネルは木材を運搬するために、手だけで掘ったトンネルであるらしい。
最低高さ部が1.6m。」
頭をぶつけないよう真っ暗なトンネルを注意深く歩いて進み、、

トンネルを抜けると、そこには眩しい緑の世界が広がっていた。

新緑のグリーンに彩られた爽やかな渓谷沿いのなだらかな道を進んでいく。

暑くもなく寒くもなく登山には最適な気候。

名前は知らないけれど、ランの一種だろうか、可憐な花が咲いていた。

本当によく整備された登山道で快適そのもの。

ミヤマカタバミの白い清楚な花。

タイコ谷出合で小休止。
ここからミノコシ峠まではまだしばらくかかりそう。
寂地山とは本当に奥深い山のようだ。
歩いても歩いてもなかなかゴールが見えてこない。

顔を出したばかりのヤブレガサが初々しくて思わずパチリ。

もうすぐ尾根が見えそうなのに、なかなかたどりつかず
おなかがすいたし、疲れも感じ始めてきたころ、

やっとミノコシ峠到着。
頂上まではしばらくあるし、ちょうどお昼ごろになったので
ここでお昼休憩とする。

このミノコシ峠からがカタクリの花の道となる。
でも残念、雪があって寒いこの春、
やっと出合ったカタクリの花はどれもまだツボミの状態。
やっぱりちょっと早かったみたい。

そんなちょっとがっかりな気分をカタクリの花捜索隊が
お昼ご飯終了後、1輪見つけてきてくれた。
やったぁ、出合えた♪
いつ見ても、どこで見てもカタクリの花の愛らしさは変わらない。
よかったよかった。

休憩終了後、ところどころまだ雪の残る登山道を寂地山へ向けて歩く。
途中期待しながら歩いて行くと、あるある。
一輪、また一輪とポツリポツリではあるがカタクリの花を発見。
次の日曜日あたりはこの辺一帯がカタクリの花で埋められるだろうな。
つぼみはいっぱい。
でもこうやって数少ないカタクリの花に出合えることのほうが
なんか得した気分になるのはなんでだろ?

まだ雪の上を歩けることに無邪気に喜びつつ歩いて行く。

そしてやっと寂地山山頂到着。
見晴らしはないものの広々とした山頂は気持ちよい。

すこし休憩し、下山開始。

いったん分岐まで戻り林道方面へ下山。

下り始めは雪道。
ちょっと湿り気は多いものの、やっぱり雪のある道は足に優しい。
滑ることを楽しみながら、快適に下る。

雪が消えてもよく整備された道で歩きやすいことこの上なし!!

そこにいるだけで清々しい気分になれる雑木林でひと休み。

頑張って下ってやっと林道終点まで降りてきた。

ここからしばらく林道を歩き、途中から犬戻遊歩道へ入る。
犬戻の滝をまじかで見られるこの遊歩道。
歩いてよかった。
ちなみになんで『犬戻の滝』って命名されたのか…
犬がここまで登ってきても、この滝は険しくて登ることが不可能で
戻るしかないくらいの滝だから、らしい。
うん、たしかにこの3段の滝は美しいけれど迫力のある険しそうな滝だ。

遊歩道から再び林道に戻り、しばらく歩き、
朝出発した駐車場へ戻ってきた。
約7時間、28000歩の寂地山散歩終了。
大きな懐を持った寂地山で歩きごたえがあったが、
できればまたゆっくりと歩きに来てみたいと
久々思えるいい山だった。